2018.11.16 Friday

【福岡店】 「井上敬一展」を開催中です

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    秋晴れが気持ち良い季節となりました。

    ただ今、みぞえ画廊では井上敬一展を開催中です。

     

    井上敬一展 みぞえ画廊
     

    井上敬一展 みぞえ画廊

     

    井上敬一展 みぞえ画廊

     

    井上敬一氏の作品は、見るほどに遊び心とユーモアにあふれています。

    ご本人の飾らない人物像が、まっすぐそこにあるようです。

    自由にキャンバスに向かうこと、自然体でいられることが

    アートの世界でどれほど難しいことか、わたし達に想像できるでしょうか。

     

    井上敬一展 みぞえ画廊

     

    今回の個展では裸婦を中心に描かれています。表情だけ見ると男女どちらの要素も持っており表情はありません。

    「顔から描き始めて、最終的には女性の身体になっちゃう。描いてて楽しいんだよね。」と井上氏は言います。

    時には横も縦も関係なく、描いてはぬりつぶし、キャンバスの方向に執着せず描いていくうちにどんどん変化した絵は

    予想もしないところで筆が止まっていることに、さらに驚きます。

     

    井上敬一展 みぞえ画廊

     

    井上敬一展 みぞえ画廊

     

    おおよそ一年かけて描かれた約40点の作品群は、11月18日(日)までみぞえ画廊で展示をしております。

    井上氏は11月16〜18日まで在廊する予定です。みなさまのお越しをお待ちしております。

     

    2018.11.04 Sunday

    【福岡店】 井上敬一展 オープニングパーティを開催しました

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      秋も深まり、福岡では目の前の並木通りも少しづつ紅葉してまいりました。11月3日(土)文化の日より、みぞえ画廊 福岡店では「井上敬一展」を開催いたします。井上敬一氏とのお付き合いは、この画廊の始まりと同じで10年となります。弊画廊では3回目を迎える今回の個展に伴い、氏をお招きしささやかなオープニングパーティを開催いたしました。

       

      井上敬一展 みぞえ画廊

       

      井上氏の関係者やご親族、親しい作家の方、メディア関係の方など多数ご参加いただき、個展のはじまりに際して氏よりみなさまへお言葉を頂きました。ご婦人もお見えになり、何年ぶりかのお客様との再会をなつかしんでおられたご様子でした。

       

      井上敬一展 みぞえ画廊

       

      井上敬一展 みぞえ画廊

       

      井上敬一展 みぞえ画廊

       

       

      井上氏に今回の個展についてお尋ねすると「今回の作品は全部いい絵になった。全部好きよ。」と笑顔でおっしゃっていました。氏は個展の会期中、度々在廊されるご予定です。その際はSNSで当日にはなりますがお知らせいたします。

       

      パーティは終始にぎやかに行われて、晴れやかな展覧会初日となりました。はるばる遠方からお越しいただいた皆様、ご参加いただき誠にありがとうございました。展示の様子は改めて、当ブログにてご紹介させていただきます。

       

      井上敬一展 みぞえ画廊

       

       

       

       

      2018.10.20 Saturday

      【福岡店】「平野遼展ー始まりと終わりー」開催中です!

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        平野遼先生の作品が、みぞえ画廊東京展から、地元福岡へと、帰ってこられました。10月28日まで、「平野遼展ー始まりと終わりー」開催中です。

         

         

        100号や80号のこれだけの作品を、まとめて観られることはめったにない!と、反響をいただいております。通りすがりに、「平野遼」の名前をみて驚きながら入ってこられる方や、その名を知らずとも独特の作品に引き寄せられて、という方もおられます。

         

        画像に含まれている可能性があるもの:木、屋外

         

        「文明に背を向け、闇に光を求め続けた異能の画家」と評され、その壮絶な生き様は、生前から周囲の画家やコレクターを魅了し続けています。もっとも充実期とされる作品を展示した東京セントラル美術館や下関市立美術館などでの個展は記録的な入場者を集め、その画業は、没後の北九州市立美術館の大規模な回顧展によってさらに広く知られるところとなりました。

        ご来場のお客様の中にも、北九州で個展を見たことが忘れられないと言われる方もおられます。

         

         

        本展1階では、それらの展覧会画集にも掲載のある、最晩年の作品を多数展示しております。

        また、2階では、1950年代前後の、画家としての始まりの時期の作品をご覧いただけます。極貧の時代に、油絵の具を買うこともできない状況でたどり着いた蝋画という技法を使った作品も。

        平野遼先生のご親族の方も来られ、生前のお姿をそこに感じられたご様子に、スタッフ一同感激した次第でございます。

         

         

         

        混沌とした時代に立ち込めていた人々の不安を、あるいは自己の内面を抉り出すかのような作品の数々。

        「ファーブルが昆虫を凝視したように、芸術家はもっと人間を凝視しなければいけない」という信条は、人間のあらゆる闇を見つめることから逃げず、人間という存在への深い愛を示しているようにも思えます。

         

        10月28日まで、会期中無休にて開催しております。

        ぜひお出かけください。(スタッフ)

        2018.10.20 Saturday

        【東京店】取扱作家から毎週一作家1点ずつご紹介。 第16回は、駒井哲郎( 1920年〜1976年 )

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          JUGEMテーマ:美術鑑賞

          みぞえ画廊のコンセプト:「流行や時代に左右されない、上質な作品、作家を提供」をもとに

          セレクトされた取扱作家から毎週一作家、1点ご紹介します。

           

          16回は、駒井哲郎( 1920年〜1976年 ) 

           

           

           

          『鳥と果実』 1959 シュガーアクアチント、エッチング 15.0x17.4cm

           

          横浜美術館で10月13日から〈 駒井哲郎−煌く紙上の宇宙 〉と題した展覧会が始まりました。

          駒井作品210点を軸に、交流のあった芸術家など関連作家の作品も80点ほど展示されています。

          駒井はモノクロの銅版画家という印象がありますが、実は色彩豊かな木版画や、大岡信などの詩に挿画を入れた詩画集、舞台美術、実験工房との交流など幅広く制作活動をしていたことが分かります。

           

          駒井哲郎は現在の中央区日本橋に生まれ、慶応義塾幼稚舎から普通部に進学。普通部在学中に小さなパンフレットに載っていたルドンの腐植銅板を見たのが銅版画家になろうと思った直接的な動機で、麹町半蔵門の小さな研究所に通い、エッチングやドライポイント、素描を厳しく仕込まれました。美術学校受験準備のために乃木坂の小林万吾塾に通い、1938年(昭和13年)東京美術学校の油画科に入学。同期の野見山暁治の著書に、銅版画制作に打ち込む駒井哲郎の姿が度々記されています。後の1972年、駒井は東京芸術大学美術学部の教授に就任しました。

           

          芸大を3年半で繰り上げ卒業となり1944年〜1945年、2度にわたり応招。軍隊で殴打されて歯を折り、20代から義歯となりました。戦後も換気設備のない三坪のアトリエで長時間銅版画の腐蝕を続けた結果、酸の吸入に依る中毒と診断され入院したこともあり、生涯義歯不適合に苦しみ続け、やがてこれが舌癌をもたらすことになりました。

           

          1954年4月パリに渡って3日目、長谷川潔と会います。生涯にわたって心から畏敬の念を持ちましたが、圧倒的な版画技法の差に挫折感を味わいます。1955年11月パリを出発して帰国。翌1956年には「自信喪失の記」を書きました。

           

          体調不良ではありましたが、美術雑誌にも取り上げられ、駒井は戦後の画壇に多くの同世代の画家たちに先駆けて颯爽と登場しました。材料入手が困難な時代、磨いた銅板を刻み、腐食させ、プレスするという作業に独力で取り込み、未開の芸術に挑んだパイオニアでした。

           

          1960年8月大岡信は最初の美術評論で「駒井氏の作品は58年から新しい発展の世界に入ったように思え… 最近作の鳥や果実のテーマに到達した。駒井氏が楕円形フォルムに強い関心を示しているのは興味がある。鳥にしても果実にしても、どこか誕生と死を連想させるモチーフだが、駒井氏の楕円は、生命と死の宿る子宮的世界の断面図のような感じをもっていて、とくに最近の傑作「蝕果実」などは、いつまでも見飽きないふしぎな循環性と集中性をひめている。」と語っています。

           

          今日ご紹介する「鳥と果実」は横浜美術館・駒井哲郎展の〈第5章 詩とイメージの競演〉に展示されています。互いに内包しあい、生命の喜びを感じさせる心温まる作品です。

          みぞえ画廊東京店にてぜひご覧いただきたいと思います。

          https://mizoe-gallery.com/products/list?category_id=316

           

          2018.10.06 Saturday

          【東京店】東京店にて10月6日から − 生誕110年 − 野田英夫展 がスタートします。

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            JUGEMテーマ:展覧会

             

            みぞえ画廊のコンセプト:「流行や時代に左右されない、上質な作品、作家を提供」をもとにセレクトされた取扱作家から毎週一作家をご紹介します。

             

            今回は、第11回でご紹介した野田英夫(1908年〜1939年)になります。東京店にて10月6日から − 生誕110年 − 野田英夫展 がスタートします。

             

            東京店内展示風景 ドローイングを中心とした貴重な作品27点を展示   

             

             

             

             

             

            野田英夫については第11回でくわしく記していますので、画廊に作品を展示して、また、この展覧会のために年譜を編集制作したなかで、感じたことを書きます。

            年譜の編集作業は一般的なケースでは画業80年ほどの長きにわたるその画家の人生を俯瞰することができますが、野田英夫の場合は、悲しいほど短いものです。まさに「夭折の画家」。ただし、その1年1年を細かくみていくと濃密な時間を疾走していったことがわかります。

             

            いくつかの重要な出会いがあります。1926年18歳でピードモント・ハイスクールに入学し、美術クラブに所属。そこで美術学部教師のリリアン・ゾネシャイン先生に出会い、油彩画を学びます。野田の才能を感じとったのか野田が卒業後もこの先生は応援してくれました。それが1937年(29歳)の母校ピードモント・ハイスクールでの壁画制作です。貧しかった野田のために200ドル(現在の100万円程度に相当)で依頼、1ヶ月がかりで『学園生活』を完成させました。(この壁画は、その後、1979年ゆかりのある熊本県立美術館に収蔵され、その売買代金は母校ピードモント・ハイスクールで野田基金となったそうです)。

             

            カリフォルニア・ファイン・アーツに進学した23歳の時、画家のディエゴ・リベラに出会い、壁画について学びます。野田にとって「壁画」は重要なキーワードとなっていきます。ニューヨークから教えに来たアーノルド・ブランチ教授との出会いも重要です。このブランチの勧めと援助もあり、その後、ニューヨークに行き、ブランチが教えるアート・ステューデント・リーグの夏期講座を受講します。ニューヨークでは、多くの知識人、アーティストと交流することになり、活動の幅が大きくなります。1933年(25歳)の時、ロックフェラー・センターで大壁画を制作中のリベラと再会し、ここで、ベン・シャーン、ジャクソン・ポロックらと助手を務め、リベラから「壁画的構図の造形法とその思想」を学びます。野田の代表的な油彩作品(活動期間が短いので点数が少ない)は、今日、東京国立近代美術館や横浜美術館、熊本県立美術館に収蔵されていますが、野田作品の真骨頂は、まさにこの「壁画的構図」の作品といえると感じました。いくつもの要素が画面上に描かれた非常に質の高い作品です。

             

            これは、本展 展示作品の 『壁画エスキース』 

             

            このように、野田にとって「壁画」は重要な要素となり、この後、いくつか独自の壁画制作を展開します。

            ・1934年(26歳)シビックセンター(ニューヨーク)内に壁画『移民』を制作

            ・1936年(28歳)西銀座7丁目のバー「コットン・クラブ」に壁画を制作(戦災で焼失)

            ・1936年(28歳)赤坂2丁目の飲食店「フロリダ・キッチン」にテンペラ壁画を制作(戦災で焼失)

             

            戦災で焼失していなければ、今でも都内で野田の壁画を実見できたかもしれません。いや、壁画という媒体である以上、建物と一緒に消滅してゆく運命のものがほとんどであるのも事実です。そういった意味では、「キャンバスの油彩作品」は、美術館に収蔵されれば半永久的に保存されていくだろうと思われますので、感慨深いものがあります。

             

            長くなりましたが、本展では、作品数の少ない夭折の画家、野田英夫の貴重な作品群27点を生誕110年記念のこの機会に、ご紹介するものです。ぜひ、野田英夫年譜を細かくご覧になり、30年という短い画業を振り返りながら、作品をご高覧いただけましたら幸いです。(ym)

             

            2018.09.30 Sunday

            神戸アートマルシェ2018に出展しました!

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              アニバーサリーイヤーとなった神戸アートマルシェ2018に出展してまいりました!

               

              神戸アートマルシェ

               

              あいにくの台風直撃となってしまいましたが、東京から駆けつけるお客様もいたりと、フェア10年目の貫禄を感じました。

               

              みぞえ画廊からは、2015年ぶりの三人展となりました。

               

              神戸アートマルシェ

               

              弓手研平(ゆんでけんぺい)
              全てのモチーフが「土」の上に存在すると言うコンセプトから、一年がかりで、キャンバスに塗り重ねては削ってをくり返し、重厚かつ透明感のあるマチエールで描く油彩画が特徴。対照的に、全て取材現場で描かれると言うドローイングは、即興的なスピード感の中にも作家の息遣いと現場の臨場感が感じられます。今回は大阪の風景を描いた作品も並び、「あの場所が作家の人からはこんな風に見えてるのね」と驚かれました。安定の人気です!


               

              神戸アートマルシェ

               

              永武(えいたけし)
              作家の空想の世界から生まれてくる哀愁を帯びた人物画と、静謐かつ生命力に満ちた冬瓜、流木や身近な廃材から生まれた遊び心溢れるオブジェ達、独自の手法による一点物の版画作品を展示しました。ハマると中毒性のある永武の世界に魅了された方々が、今年もお気に入りの作品を見つけてお持ち帰りになりました。

               

              神戸アートマルシェ

               

              城ヶ悟(じょうがさきさとる)
              日常の何気ないひと時を、ユーモアと情緒豊かに切り取る作品で、無垢な造形と、砂のようにざらざらとしたマチエールで描かれた油彩画は、「かわいい!」と癒される人が続出!ご成約となった作品は納品を待つばかりです。

               

              天候は厳しいものでしたが、真にアートが好きな方々が集結した内容の濃いアートフェアとなりました。ご来場いただいた方々には、厚く御礼申し上げます!

              来年もお会いできますことを心よりお祈り申し上げます。

              2018.09.29 Saturday

              【東京店】取扱作家から毎週一作家1点ご紹介。 第11回は、野田英夫(1908年〜1939年)

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                JUGEMテーマ:展覧会

                 

                みぞえ画廊のコンセプト:「流行や時代に左右されない、上質な作品、作家を提供」をもとに

                セレクトされた取扱作家から毎週一作家、1点ご紹介します。

                 

                11回は、野田英夫(1908年〜1939年) 

                 

                 

                『スコッツボロ・ボーイズ 』 1933年  グワッシュ  290x416mm

                 

                出稼ぎ日系移民の子として北米カリフォルニア州で生まれました。生活苦も理由のひとつですが、義務教育を日本で受けさせたいという親心もあり、1911年3歳の英夫は姉と共に熊本で歯科医をしていた叔父に預けられます。親の顔を満足に知らず、移民生活に追われる両親からは手紙も届かず、孤独な幼年期、少年期を送りました。

                 

                英夫は小学校の頃から絵の道を志していたようです。教科書の余白に落書きのような無数のカットを描き、叔父に隠れて屋根裏でデッサンや水彩画を練習するほどで、中学を卒業した1926年、単身渡米を決意します。生活費の半分は叔父が仕送りする、半分は独力で生きろという条件でした。英夫はいわゆる日系二世ではなく、日本で教育を受けて再入国した特殊な日系人で帰米二世と呼ばれ、人種差別・偏見の目でみられることもありました。

                 

                住み込み家事手伝いや皿洗いの仕事をしながら、カリフォルニア州オークランドにあるピードモント・ハイスクールに通います。英夫の持つナイーヴな感受性と、人を惹きつける明るい天真爛漫な性格は教師にも愛されました。さらにカリフォルニア美術専門学校にすすみ、終生の友となる寺田竹雄と出会い、一緒に住みはじめます。貧乏生活でしたが互いにライバルとして闘志を燃やしました。アーノルド・ブランチ教授の招きで1931年ニューヨークのアート・スチューデント・リーグに移り、ルース・シェイファーと結婚、制作生活は充実したものになっていきました。その頃確固たる画壇的地位を築いていた国吉康雄らの影響も受けながら、勉強に励んで様々な賞を受賞しました。

                 

                【スコッツボロ・ボーイズ】  1931年にアラバマ州で起きた、黒人少年9人が白人女性2人を暴行したとして逮捕された冤罪事件。アメリカの人種差別問題を反映した事件として世論を騒がせた。野田英夫は、日系画家として迫害と排斥にさらされてきた自らの境遇に黒人少年たちを重ね、アメリカ社会を痛切に批判した。本作品は2020年にホイットニー美術館(ニューヨーク)で開催される「Mexican Muralism and Art in the United States, 1920-1950」(アメリカにおけるメキシコ壁画運動と美術)で展示される予定である。

                 

                野田英夫が描いた『スコッツボロ・ボーイズ』には、左手に主犯格だったといわれる少年、黒衣の尼僧、紳士たち、新聞紙を敷いて眠る男たち、どんよりした曇り空。しかし、画面の奥に明るい海の色が見えます。黒人たちが持つ運命は、迫害と排斥に晒されてきた英夫自身と重なり、それでも強く生きてきた英夫の、黒人たちへの激励のメッセージのように見えます。

                参考資料:窪島誠一郎著「野田英夫スケッチブック」

                 

                東京店にて「野田英夫展」を開催いたします。

                会期:10月6日(土)〜10月21日(日)  10:00〜18:00  会期中無休

                 

                1930年代の経済恐慌に見舞われたアメリカの、都会で生きる庶民の生活に目を向け、その哀歓を優しく見つめる画風を展開した野田英夫。'33年にはディエゴ・リベラの助手としてベン・シャーン、ジャクソン・ポロックらとともにロックフェラーセンター壁画制作にも加わるなど、その30年という短い生涯を駆け抜けました。本展では素描を中心に27点を展示いたします。どうぞご覧ください。

                 

                https://mizoe-gallery.com/products/detail/1832

                2018.09.24 Monday

                【福岡店】 弓手研平展−土の上に在る幸せ−

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                  みぞえ画廊福岡店では、本日が弓手研平展最終日となります。

                  エントランス前には大きな「月と林檎の木」の懸垂幕を飾っております。

                   

                  弓手研平展8

                   

                  弓手研平展2

                   

                  弓手研平展1

                   

                  弓手研平展3

                   

                  今回の個展の注目作「仁王阿行」「仁王吽行」(連作)は昨日、ついに売約が決まりました。

                  「如意輪観音とんど焼図」を残して、いよいよ旅立ちの時です。

                   

                  弓手研平展4

                   

                  弓手研平展10時

                   

                  弓手研平展8

                   

                  2階はドローイング作品を展示しております。

                  「マルタ島・ヴァレッタの午後(左)」や「ヴェネツィア(右)」は陽気な色彩が特徴的で、

                  「阪急電車淀川十三鉄橋(右から2番目)」「大和郡山城石垣(1番右)」などは関西エリアの景色を

                  独特のタッチで表現し、昔なつかしい雰囲気を醸し出しています。

                   

                  弓手研平展7

                   

                  2018年9月28日[金]〜9月30日[日]に神戸メリケンパークオリエンタルホテル13階で開催される

                  神戸アートマルシェにも弓手研平作品を出品する予定です。

                  1326号室のみぞえ画廊ブースで、お客様のお越しをお待ちしております。

                   

                  2018.09.17 Monday

                  【福岡店】 弓手研平展 ライブドローイングとギャラリートークを開催しました

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                    ただいま「弓手研平展〜土の上に在る幸せ〜」開催中のみぞえ画廊福岡店です。

                    9月16日(日)〜9月18日(火)の3日間は、奈良より弓手研平氏が在廊しております。

                     

                    1日目は14時よりライブドローイングを行いました。

                    弓手氏の色彩豊かな絵画の世界を、目の前で楽しんでいただきました。

                     

                    ライブドローイング01

                     

                    ライブドローイング02

                     

                    ライブドローイング03

                     

                    完成したドローイングはこちらです!

                    みぞえ画廊そのものを俯瞰の構図で描かれています。次々にいらしたお客様が弓手氏の手により絵の中へ登場していきました。

                     

                    2日目は、ギャラリートークを行いました。

                    講演者は弓手研平氏と映画監督の塩崎祥平氏のお2人です。弓手作品が多数登場する映画「かぞくわり」の紹介動画も公開していただきました。

                     

                    会場の様子

                     

                    ギャラリートーク01

                     

                    ギャラリートーク03

                     

                    ​​講演者2人

                     

                    塩崎氏は映画「かぞくわり」制作への想いを、弓手氏は制作現場のエピソードなどを語られていました。映画の中で弓手研平氏の作品が多数登場します。大切なシーンで絵を破らねばならず、コピーではなく、弓手氏の本物の絵を使ったそうです。

                     

                    ギャラリートーク02

                     

                    ギャラリートークはお2人とも奈良のご出身ということもあって、関西のお方らしいユーモアあるお話しで会場は笑いもあり、終始やわらかい空気に包まれました。ご参加いただいたみなさま、奈良よりお越しいただいた講演者の弓手氏と塩崎氏もみぞえ画廊へお越しいただきありがとうございました。個展は9月24日(日)まで開催いたしますので、引き続きお客様のご来廊をお待ちしております。

                     

                     

                    2018.09.14 Friday

                    【東京店】9月15日から 平野 遼展 − 始まりと終わり− がスタートします。

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                      JUGEMテーマ:展覧会

                       

                      みぞえ画廊のコンセプト:「流行や時代に左右されない、上質な作品、作家を提供」をもとにセレクトされた取扱作家から毎週一作家をご紹介します。

                       

                      今回は、第9回でご紹介した平野遼(1927年〜1992年)になります。東京店にて915日から平野 遼展 始まりと終わり− がスタートします。

                       

                       

                      東京店内和室展示風景(通称、平野ルーム。和室奥に腰掛けたり、畳に座って鑑賞できます)     

                       

                      平野遼は1927年大分県に生まれ、独学で描くことをはじめます。1949年(22歳)の時に蝋画(ドイツ語でEnkaustik 美術史上最古の絵画技法のひとつ。着色した蜜蝋を熱で溶かしながら描く。現代ではジャスパー・ジョーンズがこの手法で制作した作品がある)という手法で描き、注目されます。本展にも初期の貴重な数点を展示しています。これが「始まり」の部分になります。

                       

                      自身の独自表現を模索した初期から、自己の内面を抽象的表現の中に見出した晩年。1987年にその画業を総括する「平野遼の世界展」が北九州市立美術館で開催されますが、その5年後、1992年(65歳)に平野遼は亡くなります。本展のもうひとつのテーマ「終わり」の作品群として1980年代に描かれた80100号の大作を初展示しています。この作品群は、平野遼に近い方が長年倉庫に保管していたものを、当画廊がまとめて入手しました。保存状態が芳しくなく人目にふれず眠っていた大作群が、長期修復作業からもどり、今回の初展示となりました。

                       

                      晩年の大作6点を、当画廊の和室に相対するかたちで展示し、あたかも川村記念美術館の「ロスコ・ルーム」を想起させるインスタレーションになっています。和室の畳に座ってじっくり体感することをおすすめします。展示してみてギャラリストとして気が付くことがあると、あらためて実感した今回の展示作業でした。

                       

                      【平尾 遼 展 - 始まりと終わり - 】9月15日(土)〜30日(日)東京店にて開催いたします。

                      一貫して人間、特に自己の内面、心の闇と光を描き続け「魂の画家」と呼ばれた洋画家平野。自身の表現を模索し続けた画家の黎明期、具象的表現の中に人間の闇を描いた成熟期を経、抽象的表現で「闇」の中の「光」、「宇宙」の中の「生命」を求め、内発する感情をぶつけるかの様に描いた晩年の作品群。本展では、1950年代以前の作品と、’80年代以降の作品に焦点を当て、知られざる画家の実像に迫ります。(ym)

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