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2018.02.18 Sunday

宮甲 彫刻展を開催中です!

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    2月17日より、「宮甲 彫刻展」を開催中です!

     

    宮甲(みやざき こう)先生は、福岡市のご出身です。

    佐賀大学美術科を卒業後は、イタリア留学、筑波大学大学院などを経て、東京を主にご活躍されていました。

    故郷での個展は今回が初めてとなります。

     

    初日のパーティーは、同窓生の方々が駆けつけ和やかな雰囲気で、みなさま懐かしいお話に花が咲いていました。

     

     

    恩師の言葉にはにかむ宮甲先生。

     

    宮甲先生のブロンズの作品は、そのほとんどが、蝋型鋳造法という技術によって形成されています。

    佐賀大学に在籍時に、当時の教授が、日本では知られていない新たな技術としてイタリアから持ち帰り、一冊の本にして指南していたことが蝋型鋳造法を知ったきっかけとなりました。

    東京に出て、その知識のみが自身の武器となると感じてからは、より一層、蝋型鋳造法による彫刻作品の制作に励んだといいます。

     

    蝋型鋳造法とは、原型を主に蝋で作り、それを石膏で固めてから高温で熱して蝋を蒸発させて作った鋳型に、ブロンズを流し込み、割り出して完成する鋳造法です。

    この方法を用いて、原型から鋳造まで全て作家本人が行うことによって可能となる、新たな彫刻表現に取り組んでこられました。

    板状の蝋をつなぎ合わせたり、バルサという木の棒を組み合わせたりと、全ての工程であらゆる工夫がされています。

     

    「居住」「巣」シリーズ

     

     

     

    「植生」シリーズ

     

     

    「人物」シリーズ

     

     

    イタリア彫刻といえば、大理石の人物像などをイメージすることが多いですが、もっとも価値があるとされていたものは、ブロンズで鋳造された彫刻でした。蝋型鋳造法の伝統の深いイタリアへ赴き、現地の鋳造師の協力を得て作られたのが「トスカーナ彫刻スケッチ」のシリーズです。「せっかくなのでイタリアにいる間はいつもと違った作品を作りたい」という思いから、手びねりで粘土状の蝋を造形し、スケッチを描きとめたような立体作品を多く制作しました。

     

     

     

    最新作は、画廊の中央に展示中の、「土と空の物語-耕作-」です。

    土を耕す人物と、それに応えるように空へと伸びる枝ぶりは、自然と人の営みを示唆するかのようです。「巣」「居住」「植精」「人物」「トスカーナ彫刻スケッチ」など、これまでの変遷の集約のようにも思えます。

     

     

    2階会場では、小品ながら見ごたえある作品がご覧いただけます。

     

     

    新聞記者の方に今後の展望を尋ねられて、「ブロンズの他、木、石など、様々な素材を扱ってきた今、あらゆる縛りを解き放って、自由な制作の領域に踏み出したい」と意気込みを語ってくださいました。

     

    3月4日までとなっております。是非お出かけください。

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