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2018.12.23 Sunday

【東京店】取扱作家から毎週一作家1点ずつご紹介。 第16回は、田部光子(1933年〜  )

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    JUGEMテーマ:美術鑑賞

    みぞえ画廊のコンセプト:「流行や時代に左右されない、上質な作品、作家を提供」をもとにセレクトされた取扱作家から毎週一作家、1点ご紹介します。今回は今まさに活躍中の現代作家を取り上げます。

    第16回は、田部光子(1933年〜  )

     

     

    I Love The Earth 供別擇北彩、アクリル、純金箔、石膏、コラージュ)

     

    『I Love The Earth 供戮蓮⊇禧眷鵑両紊法地球を取り巻く惑星、植物、薔薇、天使など図版を切り取ってコラージュ、四隅に金箔の林檎。手話で〈永遠の愛〉を表す石膏の手が取り付けられた作品です。

     

    庭で育ったリンゴを石膏で型取りオブジェにして、金箔を貼りつめた箱の中央に金箔の林檎を置いて、An apple a day keeps the doctor away(1日1個のリンゴで医者いらず)と記した「健康作品」など、長く続く「リンゴ」シリーズがあります。田部光子は「わたしにとって林檎は一つの宇宙である」と語っています。

     

    2001年9月ニューヨークで個展が開かれるはずでした。画廊に作品が到着したのは、9.11のテロが起こる前日のこと。渡米することは叶わず、作家不在のまま個展は開催されました。同時多発テロの直後、戦争は問題を解決する答えではない、と芸術の力で訴える作品「テロに勝つ」と題した屏風を模した4枚のキャンバスを発表。そこにも「いつも一緒にいたい」「愛」を手話で表現した石膏オブジェが取り付けられました。

     

    芸術の力でしか救えないことがあると信じ、「芸術にはじかに感性に訴えることができる」と語り、

    用具や材料に対する既成概念に捉われずに多彩な表現手段を用いて制作しています。

     

    田部は1933年 台湾に生まれました。

    1950年代、前衛芸術運動が巻き起こり、関西の具体美術協会などと並び、運動を牽引したのが福岡を拠点とする九州派でした。田部と九州派との付き合いは1957年頃からで、近年、旗揚げから解散まで在籍していた田部光子の評価が進んでいます。「芸術家は進化し続けなければならない。進化するには挑戦し続けなければならない」戦後九州の女性芸術家を牽引し、現在も現代美術の第一線で旺盛な活動を続け、九州女流画家展主宰。蔵書が数千冊ある読書家でもあります。

     

    田部光子『I Love The Earth 供戮賄豕店にて展示・販売中です。ぜひご覧ください。

    https://mizoe-gallery.com/products/list?category_id=184

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