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2019.01.26 Saturday

【東京店】取扱作家から毎週一作家1点ずつご紹介。第17回は、櫻井孝美(さくらいたかよし 1944年〜)

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    JUGEMテーマ:美術鑑賞

     

    みぞえ画廊のコンセプト:「流行や時代に左右されない、上質な作品、作家を提供」をもとにセレクトされた取扱作家から毎週一作家、1点ご紹介します。今回は今まさに活躍中の現代作家を取り上げます。

     

    第17回は、櫻井孝美 (さくらいたかよし 1944年〜  )

     

                      富嶽・寧 』油彩3

     

    2015年ノーベル生理学・医学賞を受賞された大村智先生は、櫻井孝美作品集「煌く日々」(生活の友社刊)の冒頭にこんな言葉を寄せておられます。

    「世界中を見渡しても見られないであろう、浴室で楽しむ家族をモチーフにした作品群があった。こんな絵を描く作家に出会ったことはなかった… 40歳代前半の櫻井氏は第31回安井賞、第22回昭和会賞など、立て続けに大きな賞を受賞していた時期だったが、山梨県下でこのような作家が活動していたことを知らずにいた。美術に関心のある私にとって、甚だ不明の極みである。それだけに第一印象は強烈であった。独創性と色彩感覚、それに表現力を極めた作家の作品は、多くの者の関心を呼び起こし、話題が多い」

     

    『家族』、『浴室』以外に、『富士山』を描いた作品群があります。

    23(1967)の春、富士吉田に移り住みました。「この山の完璧な容姿に絶句し、私はすぐにこの感動をキャンバスに向け挑戦した。しかし、いとも簡単に突き放され、跳ね飛ばされた」以来、四季折々の富士山を眺め、富士を描きたいと挑戦し続けました。「いちいち説明できるような深い意味などない。何かの喜びや憧れがひたすら後押ししてくれる」と語る櫻井孝美の作品は、弾けるようなエネルギーに溢れ、穏やかな笑顔を湛えた姿のどこからそんなバイタリティが沸いてくるのかと思わされます。

     

    1976年、日大芸術学部美術学科卒業生により「土日会」が発足しました。土に根差して日に向かって伸びていこうという意味で糸園和三郎が名付けた「土日会」の、櫻井孝美は代表を務めています。

    北里大学看護専門学校内大村記念館エントランスホールの真正面には500号の大作『マンハッタン陽々』が展示され、来館者の心を一気に惹きつけます。

     

    底抜けに明るい色彩、破天荒な空間、解放感、太古のエネルギーを持った『富士山』をぜひ感じていただきたいと思います。 

    櫻井孝美の油彩『富嶽・寧は田園調布ギャラリーにてご覧いただけます。

    https://mizoe-gallery.com/products/list?category_id=&name=%E6%AB%BB%E4%BA%95%E5%AD%9D%E7%BE%8E

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