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2019.12.19 Thursday

【東京店】取扱作家から毎週一作家1点ずつご紹介。 第24回は、奥山民枝(1946年〜)

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    JUGEMテーマ:美術鑑賞

     

    みぞえ画廊のコンセプト:「流行や時代に左右されない、上質な作品、作家を提供」をもとにセレクトされた取扱作家から毎週一作家、1点ご紹介します。

     

    今回も今まさに活躍中の現代作家を取り上げます。

    第24回は、奥山民枝(1946年〜)

     

    雲の記憶17-10 P80

     

    1969年東京芸術大学美術学部工芸デザイン科に入学。在学中には舞台壁画なども手がけ、卒業して油絵や日本画など独学で絵画制作を始めました。1987年朝日新聞小説「黄色い髪」の挿画を担当。1992年には第35回安井賞受賞。1998年鉛筆画は画集「手のなかのいのち」にまとめられました。

     

    「雲が生まれるとき、空気中に浮遊するあらゆる無機物・有機物が複雑に絡まり、それらが核となって雲が形成されるということが科学の世界では分かっています。その化合物によって、雲のかたちが決まり、寿命が決まり、位置が決まり、雲が出来上がります…

    雲を形成しているのは水ですが、物理学者や科学者にとって水とは、液体であり、気体にもなり、個体にもなりと、宇宙的な視点で見ても稀有な存在です。2個の水素原子は酸素原子に対し104.5度の角度で結びつきます。これは〈いのちの角度〉と呼ばれています。これがゆえに、私たちの遺伝子はらせん状に形成されていて、細胞の核の中に納まるようになっています。あらゆる命には、H2Oが何らかの形で絡んでいます。」過日のギャラリートークでこんな話をされました。

    世界各地を放浪した経験を持ち、旅行中に起きたハプニング、出会った人々との交流、様々な景色に、それまでの自分の物差しが崩壊するような、価値観を覆されるような経験をしました。すべての現象に生命を感じ、「この宇宙に存在する物は等しく命を持っている。」と強く感じます。

     

    空に浮かぶ雲、大気の何気ない現象にも画家の眼差しが注がれました。雲、山、太陽、地球と自分が一体となる感覚を表現するには、それらに血肉が通っているように描けばいいのではと考えます。膨らんできた好奇心のままに、奥山民枝の想像力の世界を描く新たな画風が始まりました。

     

    雲を描いた作品には「雲の記憶」「雲笑(くもえみ)」「微光転座」「天庭」、海を描いた「春の群波」「天空にひそむ光」「大気の記憶」、太陽を描いた「陽日」「煌陽」「貴陽」など、独特の感性でタイトルが付けられています。

     

    田園調布・東京店には奥山民枝油彩P50「白い海」、他にも4点の油彩をご覧いただけます。

    銀杏並木が美しい季節です。ぜひご高覧賜りたく、ご案内申し上げます。

     

              

    「陽情」「1億年分の4光年」「水平線上の出来事」「陽容」     「白い海」  

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