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2020.02.07 Friday

【東京店】取扱作家から毎週一作家1点ずつご紹介。 第25回は、ベン・シャーン

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    みぞえ画廊のコンセプト:「流行や時代に左右されない、上質な作品、作家を提供」をもとにセレクトされた取扱作家から毎週一作家、1点ご紹介します。 

     

    第25回は、ベン・シャーン(1898年〜1969年)

       「三輪車」リトグラフ79×53.2cm  版上サイン

     

    1898年リトアニア(1990年3月ソビエト連邦より独立)の寒村に生まれる。

    両親はユダヤ人。8歳でアメリカに移住しブルックリンに住み、幼いころから絵を描き始めます。13歳の頃には石版画工となって夜間学校に通います。24歳でナショナルアカデミー・オブ・デザインに入学、パリのアカデミーでも伝統画法を学びますが、商業石版画の収入で生計を立てていました。

     

    1931年・33歳で「サッコとヴァンゼッティ」23点の制作を始め、翌年画廊で発表。

    これは、1920年に起こった強盗事件で犯人とされるイタリア系移民二人が死刑となった(処刑から50年後、無実が確認された)冤罪事件をベン・シャーンが取り上げたもので、作品は大きな反響を呼びました。普遍的な人間の尊厳、貧富や人種による差別、思想の自由というテーマを取り上げたことで、ベン・シャーンは画家としての地位を得て、アメリカ人画家としても独自の画風を確立することになりました。

     

    1954年、ビキニ環礁でアメリカの水爆実験が行われ、焼津港所属の第五福龍丸の船員23人が被爆。3年後、ベン・シャーンは「福竜丸の航海」の記事の為の素描を依頼されます。人間の尊厳を脅かす原水爆の恐怖に衝撃を受け、その恐ろしさを全世界に知らせるために

    ベン・シャーンは1960年「ラッキードラゴン」シリーズ11点の制作を始め、日本を訪れています。

    東京・夢の島公園にある都立第五福竜丸展示館で20197月と9月に「ラッキードラゴン」素描13点が展示されました。展示環境から通常は複製画の展示となっています。

     

    ベン・シャーンは絵画だけではなく、壁画、写真、ポスター、舞台美術で大きな功績を残しました。様々な社会問題を取りあげ、社会や政治を批判しつづけ、日本では多くの画家、作家、平和運動家がベン・シャーンの影響を受けました。

     

    ベン・シャーンは、ひきつり、かすれ、心を震わせるような黒い線、ほかの誰も使わなかったような個性的な線を編み出し、「三輪車」は曲芸のように軽やかに宙に浮いた自転車乗りを描いています。みぞえ画廊にはこのほか「人のいないスタジオ」(1951 紙・ランプブラック)「スーパーマーケット」(シルクスクリーン) がございます。

    ぜひご覧いただきたくご案内申し上げます。

     

     

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