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2020.05.16 Saturday

VOLTA NEW YORK 2020に出展しました!(2)

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    VOLTA2020出展レポート第2弾になります。

    今回は『ホイットニー美術館』についてお話したいと思います。

     

    ニューヨーク滞在2日目、みぞえ一行はハドソン川にほど近いホイットニー美術館を訪れました。

    現在開催中の、"VIDA AMERICANA: Mexican Muralists remake American Art, 1920-1950"(アメリカにおけるメキシコ壁画運動と美術)という展覧会に、みぞえ画廊の作品を1点展示いただいております。

     

    メキシコ壁画運動とは、20世紀前半に巻き起こったアートムーブメントの一つです。

    当時、第一次世界大戦の勃発や大恐慌の到来など世界は激動の時代を迎えており、メキシコでも民主化に向けた革命がおこりました。市民(先住民)に目を向けたメキシコ独自のアートスタイルが産声を上げ、そこから多くの壁画が制作されるようになります。そしてこの運動は当時のアメリカにも大きなうねりとなって押し寄せました。

    この展覧会では、当時の運動を主導したメキシコ壁画アーティスト達の作品をはじめ、その影響を受けたアメリカ人アーティスト達の作品が多く展示されており、アメリカ芸術の発展と歴史的背景のつながりを紐解くような見ごたえのある内容となっています。

     

     

    広々とした館内をめぐること数十分...。

    発見しました。ここにいました。

    メキシコ壁画運動を支えた日本人アーティストがひとり。それが野田英夫(1908-1939)です。彼はこの運動の先導者であるディエゴ・リベラ(1886-1957)の助手として活躍しました。

     

    こちらが貸出中の作品、野田英夫の『スコッツボロボーイズ』です。

    (1933年作 グワッシュ 290x416mm)

     

    これは1931年にアラバマ州で起きた、黒人少年9人が白人女性2人を暴行したとして逮捕された冤罪事件を題材としています。この事件は当時のアメリカの人種差別問題を反映した事件として世論を騒がせました。野田英夫はこの作品を通して、日系画家として迫害と排斥にさらされてきた自らの境遇に黒人少年たちを重ね、アメリカ社会を痛切に批判しました。

     

    左手に描かれているこの人物が、この事件の主犯格の少年であるとされています。

    険しい表情ですが、決して屈しないという何か強い意志のようなものを感じます。

     

     

    今回は休館日にも関わらず、日本から来た私達のために特別に案内していただきました。

    みぞえのコレクション作品が海を渡り、歴史を伝える展覧会の一員として展示されているのを目の当たりにし、心なしか誇らしい気持ちになりました。無事に戻ってきてくれることを願うばかりです。

    このような有難い機会を与えてくださったホイットニー美術館の方々に感謝です。

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